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カーボンニュートラルにつながる取り組みのご紹介

『カーボンニュートラル』について、新聞やテレビなど、日々の生活でよく目にするようになりました。
環境を重視しながら農作物を作るのは手間とコストがかかる。そう思われる方も少なくないかもしれません。

しかし、カーボンニュートラル化は手間やコストがかかるものなのでしょうか。

■農業と温室効果ガス

自然を相手にする農業ですが、実は多くの温室効果ガスを排出しています。
牛が出すメタンガスはよく知られていますが、農耕地の土壌からは温室効果ガスの主要なものの一つである一酸化二窒素(N₂O)が排出されています。
一酸化二窒素は、農地に施用された化学肥料や有機物が土壌中で分解され、生成されます。一酸化二窒素の温室効果は二酸化炭素のおよそ300倍と言われており、少量でも削減することが温暖化防止に役立ちます。


出典:農林水産省『農林水産分野における環境イノベーションについて 令和元年12月10日』(p.4 農林水産業におけるGHGの排出)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/climate/forum/attach/pdf/top-14.pdf

 

■果実堂グループの取り組み

果実堂グループが行っているカーボンニュートラルにつながる取り組みの一部をご紹介します。

・土壌分析/施肥設計
果実堂はすべてのハウスで土壌分析を行います。
土壌分析を行うことで、見えない土壌を可視化し、その土壌に必要な成分を明確にします。そして、正しい施肥設計を行うことで肥料使用量の削減が可能となり、さらに、必要以上に肥料を撒いて土壌を汚染してしまうことを防ぎ、一酸化二窒素の排出を減らします。
#労務軽減 #資材コスト削減 #温室効果ガス削減

・土壌水分管理
「植物の体は90%が水」ということで、果実堂は水分管理にもフォーカスしています。
水を多く撒けば良いというわけではなく、植物の生長ステージに合わせて適切な量を適切なタイミングで与えることで収量は向上します。
管理には、土を手で握って水分量を測る「触診」を用いており、現在はセンサーを導入し、遠隔潅水を行っております。
#労務軽減 #資材コスト削減 #収量UP

土壌の水分量を測るセンサー

・技術の普及
果実堂テクノロジーの事業「農業法人向け アグリカルチャーソリューション」では、先程ご紹介したような技術をパートナー法人へ提供しています。
果実堂で培った技術を他の農業法人へ伝えることで、カーボンニュートラルにつながる技術を日本の農業全体に普及することを目指します。
#農業の総和を上げる #地域創生 #温室効果ガス削減

 

■カーボンニュートラル化=コストとなるのか

一見すると手間に見える土壌分析や水分管理を適切に行うことで、おのずと収量が上がり、結果として労務軽減・コスト削減にもつながりました。
そして、これらの科学的アプローチによる生産性の向上が、カーボンニュートラル化への取り組みにもつながっています。

カーボンニュートラル化は手間とコストがかかるものではない。経営の武器となる。
果実堂グループは、これからもカーボンニュートラルへつながる取り組みを実践していきます。

 

参考:夫馬賢治氏著 『武器としてのカーボンニュートラル経営』

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「新しく農業を始めたいが何をすれば…」「経験や勘に頼らず収穫量を多くしたい」といった農業に関するお悩みをお持ちの方に、解決法をご提案いたします。
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